クレジットカードはもちろん、消費者金融からも借り入れが出来なくなった20代の女性です。彼女がもらっている給与だけでは返済ができません。返済したとしても、家賃や食費、水道光熱費が払えません。

非常に厳しい精神状態の中、無理矢理に出社して仕事だけはこなしました。数日すると、次第に心が落ち着き始めて、「なんとか解決方法を見出そう」と決意します。

私が同じような状態になった時、彼女ほど前向きになれませんでした。私の場合は消費者金融の借金、家賃、水道光熱費などあらゆるものを滞納し、人生を投げかけたぐらいです。いざというときの女性の強さを感じます。

彼女はインターネットで情報を収集しました。いろいろ調べるうちに「任意整理・自己破産」という方法があることを知ります。雑誌やネット、電車の中吊り広告に「自己破産をお手伝い」などの広告を見かけることがありました。

自己破産・任意整理

見かけていた時は何のことかもわかりませんでしたが、今の彼女にとって「あ~、あの時見ていた広告が私に降りかかってきたのか…」と実感します。

弁護士や司法書士などに何かを相談すること自体が、一般の人間にはとてもハードルが高いものです。しかも20代の女性が借金返済で困り、士業の門を叩く恥ずかしさや情けなさは相当なものだったはずです。

彼女は更にインターネットで情報を収集し、自宅の近所で怖くなさそうな司法書士事務所を訪れました。

多重債務からヤミ金という流れは最も危険な選択・任意整理と自己破産を忘れてはいけない

SponcerdLink

司法書士事務所を訪れた彼女は受付で「任意整理の相談をお願いします」と伝えます。住宅ローンや自動車ローンなどの借金であれば、他人に話すことに躊躇はありません。しかし消費者金融やクレジットカードの多額な借金を人に話すことは抵抗があります。

この恥ずかしい思いをしてでも現状の借金状態を話さないと解決しません。彼女の借り入れ額は最終的に8社まで膨れていました。

利息制限法に基づく利息の引き直しで過払い請求ができるのは6社でした。この整理を司法書士にお願いすることにしました。残りの2社の内1社は銀行のカードローンでした。銀行のカードローンは金利が低く良心的です。

銀行系の信用情報を傷つけるよりも、返済していったほうが無難でしたので残しました。もう1社は借り入れ額が小さかったので自力返済を選択しました。

任意整理と自己破産

私は債務整理を一切していません。ただし金融会社と交渉をして和解をしています。和解することで利息がストップしますし、和解の際に借り入れ額を交渉しました。また後々まとまった返済が出来るときに、更に借入額を交渉できる余地を残しています。

私のように自分で交渉するのも良いですし、弁護士や司法書士などのプロに任せるのも良い選択だと思います。ここで債務整理に関して考えてみたいと思います。

債務整理とは字のごとく借金を整理することです。困窮制度に応じて任意整理・特定調停・個人再生・自己破産の4つがあります。我々が耳にするのは、任意整理と自己破産です。

任意整理とは→弁護士や司法書士などのを通じて、金融会社と交渉をし、借金を整理していく方法です。利息を引き直したり、元金の交渉をし、お互いに合意した額に基づいて返済をしていきます。

自己破産とは→返済することが出来ない場合に裁判所に申し立てをし、破産宣告を受けます。破産宣告を受けると借金を免除してもらえます。借金は免除されますが、必要最低限の生活費のみを残して財産は没収されます。

彼女の場合は任意整理を選択しました。

続く