「自己破産をすると選挙権が無くなる」というデマが今でも世間では流れているようです。まさに都市伝説の次元ですが、選挙権が無くなることはありません。自己破産の手続き中に国会議員の選挙に立候補して、当選したという強者もいるぐらいです。

上記の事例からもわかりますように、自己破産をしたからと言って日本人としての権利を剥奪されるわけではありません。

自己破産に関するデマはいつの時代も存在する

また、「自己破産をするとパスポートが作れなくなる」と言ったデマもありますが、このデマも自己破産とは関係ありません。自己破産の手続き中であっても、裁判所にきちんと届け出をすれば海外に行くことは出来ます。

「お金がないのに海外?」と思われるかもしれませんが、仕事柄海外に行かざるをえない方もいます。そういった方の場合、裁判所は海外渡航の許可を出します。

自己破産の手続きが終了すれば、普通に海外旅行に行くことは可能です。自己破産手続きをしているということはお金がないはずですので、基本的に海外に行くことはないでしょう。下手に浮かれ気分で自己破産の手続き中に海外旅行に行くと、心象が宜しくありません。

自己破産手続き中は大人しくしているのが、人としての生き方だと思います。

「自己破産をすると職業が大きく制限される」という話があります。自己破産をしても生きていかなければなりませんから、仕事をして給与を得ます。この給与が差し押さえされると思っている方が多くいます。

これは自己破産に関する情報を間違って捉えています。

自己破産に関する間違った情報が再スタート妨げになっている

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自己破産は破産した人の財産を換金し、その換金したお金を債権者の全てに平等に配布する手続きです。ですから債権者のうちの誰かが、あなたや私の給与を抜け駆けして差し押さえすることは禁止されています。

このことから自己破産によって自分の給料が差し押さえされるという話は、間違っているのがわかると思います。

自己破産の手続き中は一部の職業に就くことが制限されています。

弁護士・宅地建物取引主任者、税理士、損害保険代理店、生命保険募集人、警備員、旅行業務取り扱い管理者など

上記の職業に従事しながら自己破産をする場合、対応が必要です。弁護士や税理士が自己破産するのか?と思いますが、実は素晴らしい経歴の人も一定数が自己破産します。どんなに立派な仕事について高い報酬を得ていても、人間は失敗するのです。

上記の仕事に就いている場合、自己破産の手続き中は休業するか転職しなければならないことがあります。自己破産の手続きが終了し、免責が確定すると制限はなくなり同じ職業に復帰することが出来ます。

自己破産の手続き

自己破産すると上記の職業に二度と就けないと思われがちですが、これも間違っています。自己破産の手続きが終了すれば復職できます。

自己破産は借金を整理して、人生の再スタートをきるための手続きです。ですから再スタートをきる人間の邪魔をするような法律はありません。自己破産するのは強い決意が必要ですが、借金地獄から脱出できる方法です。

人生の再スタートして自己破産という選択は有りです。