私が多重債務による自転車操業に苦しんでいた頃、自分の借金の総額を掴めていませんでした。自転車操業なので、とにかく返済をするためのお金を借りることに必死でした。借金を返済するために借金をするわけですからどん底です。

今なら絶対にやらない借金まみれの自転車操業ですが、当時は全く前が見えていませんでした。更に総量規制という法律がない時代でしたので、借金が簡単にできてしまいました。

今のように総量規制があれば、借金まみれの自転車操業は以前より回避できます。総量規制で規制されていても、やはり多重債務に陥る人は存在します。まずは借金総額を知って、自分の現状を把握します。

多重債務者は複数の消費者金融や信販会社、カード会社に借金があります。ですから、それぞれの貸金業者からいくら借り入れをしているか、いくら返済しているかを把握します。

この作業を行うだけでも借金返済に前向きになれますので、是非実行してください。

貸金業法により、お客様が貸金業者から借りることのできる額の総額に制限が設けられている規制のことです。 具体的には、借入残高が年収の3分の1を超える場合、新規の借入れをすることができません。

※この規制が適用されるのは、貸金業者から個人が借入れを行う場合です。 銀行からの借入れや法人名義での借入れは対象外です。

任意整理を成功させるための3つのステップ

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債務調査を行う

消費者金融、信販会社、カード会社などの契約書や催促状を手元に集めます。これらの書類を元に、借金の総額、借入日、利息、返済金額を明確にします。

そして債務調査票として書面若しくはパソコンにデータとして保存します。

債権者一覧表

支払い計画(整理案)を作る

債務調査で出来たデータを基に、借金の正確な額を確定させます。グレーゾーン金利が制定(2010年)される前から借り入れをしている場合は、貸金業者の利息は利息制限法をオーバーしています。

そして出資法を超えない「グレーゾーン金利」です。ですから利息制限法によって引き直し計算をします。殆どが利息を払いすぎていますので、払い過ぎた利息を元本に充当します。

この作業によっては、借金がゼロになる場合もあります。

任意整理による返済計画

グレーゾーン金利とはグレーゾーン金利とは、平成22年6月17日以前において、利息制限法が定める金利(貸付け額に応じて15~20%)を超える無効な金利であるにもかかわらず、出資法で罰則を定めている金利(29.2%)未満であることから、罰せられることのない高金利のことをいいました。

しかし、グレーゾーン金利は、平成22年6月18日に出資法の上限金利が利息制限法の水準の20.0%に引き下げられたことにより廃止されました。また、貸金業法改正により、利息制限法の上限金利を超える金利は、貸金業法による行政処分の対象となりました。

貸金業者と任意整理の交渉

支払い計画で作成した数字を元にそれぞれの貸金業者と交渉をします。まず、これまで支払っていた返済を止めます。

そして各貸金業者へ支払い計画を送付し、任意整理の交渉に入ります。任意整理は基本手に業者との交渉ですから、業者の承諾が必要になります。この交渉には時間がかかります。数ヶ月かかることもざらにあることを予め心に置いてください。

任意整理の交渉が無事にまとまれば、業者から承諾書、念書などを必ず貰うようにします。この3つのステップを基本にして任意整理を行います。

弁護士や司法書士などの専門家を通して行う場合、まず受任通知が貸金業者に送付されます。そうすると業者からの取り立ての連絡や手紙がストップします。そして具体的な任意整理の交渉に進みます。

任意整理の流れ