銀行カードローンが各所から「過剰融資だ!」と非難を浴び続けているため、カードローンの限度額引き下げが検討されています。現在、銀行カードローンから融資を受けている方は、あなたの信用情報の状況によって限度額が引き下がられるかもしれません。

全国銀行協会(会長小山田隆・東京三菱UFJ銀行頭取)は、過剰融資によって多重債務者が続出しているために、一部の貸付限度額を引き下げつつあります。

銀行カードローンの限度額に対して厳しい措置

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一般の人が「お金を借りる」という行為は、もともと消費者金融がメインでした。消費者金融が過剰に貸出をしたり厳しい取り立てをしたことで、「年収の3分の1以下」という総量規制で規制されました。

銀行にはこうした総量規制がありませんし、銀行というイメージがきつい取り立てをしないということから、沢山の人が銀行カードローンを利用しました。2016年の末には前年比よりも9.4%も多い5兆6,024億円でした。

以前の記事で「銀行が運営するおまとめローンは総量規制対象外ではなくなる可能性」を紹介しました。おまとめローンという名のもとに、沢山のお金を銀行は貸し出しています。

このおまとめローンを利用したことで、借金が膨れ上がった方は自己破産や多重債務で苦しんでいます。私も借金に苦しんでいましたので、おまとめローンにすがる気持は痛いほどわかりますが、結局のところ借金問題を解決できません。

銀行カードローンが自主的に限度額の規制をはじめている

こうした現実が世の中の目に止まっていますので、各銀行カードローンは自己規制をはじめています。

  • 三菱東京UFJ銀行…テレビCMの本数減少・収入証明書なしで貸し出す限度額を、200万円から50万円にダウン
  • 三井住友銀行、みずほ銀行…カードローンを融資する際に審査を厳しくしたり、広告表現の見直し
  • 地方銀行の福岡、横浜、常陽…50万円超を貸す時には収入証明書を提出させる方針
  • 楽天銀行…Webサイトから「総量規制対象外」の文言を削除
  • じぶん銀行…外部サイトに表示される広告を見直し

三菱東京UFJ銀行は日本で一番大きな銀行ですから、他の銀行への影響を考えて、収入証明書なしでは50万円しか借りられなくなりました。各大手の銀行が三菱東京UFJ銀行に追随するかは不明ですが、カードローンの限度額を引き下げる方向でしょう。

大手銀行のカードローン限度額

大手や中堅銀行のカードローン限度額を見てみましょう。

  • 東京三菱UFJ銀行…500万円
  • 三井住友銀行…800万円
  • みずほ銀行…1,000万円
  • 横浜銀行…1,000万円
  • 北海道銀行…800万円
  • 新生銀行…500万円

三井住友銀行、みずほ銀行、横浜銀行、北海道銀行の限度額の高さに驚きます。もちろん、いきなりこの限度額をカードローンで借りられるわけではありません。

まずは50~200万円ぐらいの融資額から始まり、借りる→返済を繰り返すことで限度額が上がります。私は楽天プレミアムカードを利用して1年半、auクレジットカード(ゴールド)を1年経過しました。

楽天プレミアムカードは200万円、auゴールドクレジットカードは80万円まで上がりました。生活費や仕事での経費を全てクレジットカードを使い、一括返済をしたり、リボ払いをたまに利用しています。

楽天プレミアムカードやauゴールドカードを頻繁に利用して、きちんと返済していますので限度額が上がっています。銀行のカードローンも同じで、そこそこ利用してきちんと返済していれば、自然に限度額は上がるものです。

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銀行のカードローンやクレジットカードのキャッシング限度額が下がる?

銀行のカードローンの限度額はもちろんですが、クレジットカードのキャッシング限度額も自主規制の可能性があります。カードローンやクレジットカードの限度額が下がる可能性を紹介しましょう。

銀行のカードローンの限度額は年収の3分の1以上でも可能が過剰融資を生む

銀行カードローンの貸出限度額は、消費者金融のように年収の3分の1以下と規制されていません。いわゆる総量規制対象外なので、銀行カードローンの独自の審査によって融資をすることが可能です。

ですからみずほ銀行や横浜銀行のように、カードローンで1,000万円の融資が可能です。

銀行カードローン独自の審査によって生まれたのが、おまとめローンという名の助かる制度でもあり、過剰融資の原因ある融資です。もちろんおまとめローンをうまく使って、借金を完済した方は沢山います。

しかし、私の感覚からすれば、多くはおまとめローンで一旦借金をまとめた後、更に借金を重ねてしまうという悪循環に陥りがちです。

過剰融資に対して各銀行カードローンはバッシングを受けていますので、しばらくは限度額の引き下げに向かうでしょう。

限度額目一杯でカードローンを利用していると限度額よりも利用事態が出来なくなる

カードローンを利用する場合、多重債務の方は限度額目一杯まで利用しているでしょう。多少余裕のある方は、いざという時のために利用限度額に余裕を持たせていると思います。

今回の大手や中堅銀行のカードローン限度額の自主規制によって、限度額目一杯で利用している方は、カードローンがいきなり利用できなくなるかも知れません。これは銀行カードローンが自主規制に入る前からあったことですが、突如として利用ができなくなるのです。

融資は一切受け付けなくなり、返済のみを受け付けるようになります。ギリギリの生活をしている方は、一旦カードローンに2万円を返済して、すぐに同じカードローンから1万円を借りるサイクルです。

私も消費者金融で全く同じことをしていました。この2万円返済してもすぐに1万円借りられるというサイクルが出来なくなるかも知れません。

1万円が借りられなくなりますので、何らかの手立てを持ってお金の準備が必要です。

カードローンの限度額に余裕があっても利用できなくなる

カードローンの限度額が100万円で、利用が50万円の場合、残り50万円をいざという時に利用できます。この残り50万円の限度額が、銀行の自主規制によって難しくなるかもしれません。

もちろん、利用している銀行カードローンの審査制度によります。三菱東京UFJ銀行のカードローン・バンクイックはかなり審査を厳しくしたように思いますので、現在バンクイックから融資を受けている方は気をつけてください。

カードローンの限度額が減ったとしても問題ない環境を作り出しておくか、あらかじめ心づもりをしておくのが賢明です。